Cafe de Kurie

主にクルマ関係、オーディオ、ネコチャン

Raspberry Pi 4

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ラズベリーパイ。普通食べ物を想像するし、それで正しいのであるが、コンピュータ好きにはもう一つの意味がある。イギリスのラズベリーパイ財団が主に教育目的で開発している小さな可愛らしいコンピュータ、ラズベリーパイ。

教育目的に設計されているだけあり、LINUXベースのラズベリーパイOSで動くそれは実に自由度高く、オーナーのスキルに合わせて様々な用途に使うことができる。現在まで様々なバリエーションが世に出ているが、最新ハイスペック版がラズベリーパイ4である。

私はプログラミングも出来ない初心者なので、偉大な開発者が提供くださっているOSを利用するのみではあるが、それでもミュージックサーバーを簡単に構築できる。立派なDACと繋げばそれで高音質再生がオーディオデッキに比べたら僅かな投資で実現してしまう。

BGM用ミュージックプレイヤーとして暫く使っていたのであるが、今回ラズベリーパイOSのPCとして試してみたのだが、驚かされるばかりだ。

公式サイトからラズベリーパイOSをダウンロードし、マイクロSDに書き込み。それをラズベリーパイ4に差し込み起動。もうそれで普通に立ち上がる。どのOSにもある初回の簡単な設定をした後、最新版に自動アップデート。日本語入力が最初用意されていないので、そこは別途コマンド入力でのインストールが必要であるが、WEB検索すれば丁寧な説明をしてくださっている方がいるので心配は杞憂。

そして今、このはてなブログラズベリーパイ4から書き込んでいる。youtubeでBGM流しながら作業しても全く問題ない。マイクロSDカードでのデータ読み書きになるので、SSDがトレンドになっている現在のPCと比べたら多少はもたつく。一昔前のハードディスク使用PCの感触に近い。それだって通常のPCのつもりでストレスなく使えるのだから全く問題ない。iphoneをデザリングで使うことも問題なくできた。

驚異的なのはその消費電力の少なさ。5W。5Wですよ。モニタと合わせたって20Wを切れる。500Wh程度のポータブル電源であればモニタつけっぱなしでも凡そ24時間動いてしまう。次のクルマ、キャンパーアルトピアーの車載PCにうってつけだなと思案中。iphoneデザリングすれば車中でネットサーフィンし放題だ。例えばキャンプにノートPC持って行くのも若干の故障リスク伴う。ラズベリーパイなら万が一があっても痛手にならない。これは是非やってみようと思う。クルマ来るの5月だからまだまだ先だけれど。

MDR-Z7M2のこと或は散財日記

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散財日記。
昨年12月オーディオに投資をした。
20代の時には19kHzまで聞こえていた耳は、アラフォーの現在、16kHzがギリギリといった状況。これからさらに可聴周波数域は狭まるだろう。後回しにすると聴こえる音はどんどん減ってしまうなあ、と思い決断。
ヘッドホンSONY MDR-Z7M2である。
SONYにはハイエンドMDR-Z1Rがあるが、Z7M2はNO.2の位置づけである。流石にZ1Rは価格的にかなりの覚悟が要るし、おそらく扱いに気を遣いすぎてかえって音楽を楽しめない危険がある。Z2Rが現実的な中での最上位だ。
これまでもAKG Q701やYAMAHA HPH-MT220など気に入って長いこと使ってたのだけれども、もう全然違った。
比較してZ7M2は解像度が上回っているし、音がフラット。これまでのヘッドホンにはこれだけ出音に個性が入り込んでいたのか、と実感させられる。楽しめるクセは悪いとは思わないけれどね。
また特徴的なのが、音場が広いこと。スピーカーで聴いている感触に近い。

造りも違う。稼働部の動きのスムーズさや構成部品の精緻さ、質感。そしてヘッドバンド内に配線通すような構造にしておらず、シンプル化し、容易に部品交換し性能を復元できるように設計されている。長く使えそうだ。

 

トヨタEV戦略発表

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先日あったトヨタのEV戦略方針説明会が話題になっている。少々驚き&違和感だったのは、「いきなり」とか「方針転換」といった表現で説明しようとしている人の多いこと。「今まで機密で進めていた計画がついに!」という人も見受けられる。
 しかしそれは表現として適切とは言い難い。今回の内容は以前から周到に準備し、用意してきた計画である。演出がかったプレゼンが今回初めてだっただけだ。
EVに関する計画や開発状況はプレスリリースで常に情報発信され続けていた。
このスバルやダイハツ、スズキらと組んでEVに取り組む事を発表したのが4年前。各メーカーと組んで出すEV達の専用プラットフォーム計画e-TNGAの思想とバリエーションが公開されたのは今から2年半前だ。このe-TNGAの設計思想ーフロント、センター、リアのユニットを組み合わせることでコンパクトカーから大型SUVまであらゆるサイズに対応、駆動方式もFFからMR、AWDまで対応する思想を発表している。
これらを用いてスバルやダイハツやスズキ、トヨタ、レクサスからEVを順次用意すると2年半前にアナウンスしているのだ。それを踏まえると今回の発表はその計画が順当に進んだ結果、具体的に車両が可視化されただけであって、晴天の霹靂では全くもってないのである。

豊田通商はもう2030年までのバッテリー素材確保したそうだ。目標数値だけ上方修正してるメーカーがあるとするならば、割とスタートダッシュから差が付くのかもしれない。

 

アルトピアーノマダコナイ

2021年ももうあと僅か。

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9月にオーダーしたタウンエースアルトピアーノのベース車両生産の一報はまだ来ない。5月中行われているのだから当然なのだけれど。9月にオーダーしてから3ヶ月。おそらく1月には生産予定入ると思うがタウンエース生産しているインドネシア工場のコロナ状況次第なのかも知れない。
オーダーしているグレードはDX。リモコンドアロック無し、リアワイパー無し。くるくるウィンドウハンドル仕様。内装もビニールレザーだ。30年前のクルマを新車で買っているようなものである。でもこのアルトピアーノのレトロキャラには合っていると思うんだよね。ちょっと手間かかるくらいが愛着わきそうだし。
中途半端に現代装備付いているよりシンプルに潔い方がしっくりくるという判断でした。
じっくり時間かけてDIYカスタムしていくつもりなのでベースはシンプルな方が良い。ビニールレザー部分は手芸屋さんで売られているような素材感の良い布やレザーを張ろうと思っているし、運転席や助手席はシートカバーをオーダーする予定。目当てのショップに問い合わせたらタウンエース用を作っていただけるようだ。有り難い。エンジンルーム周りの遮音や遮熱もしっかりやりたい。リアタイヤホイールハウス周りとかも遮音のしがいがある。
ハンドルも握り心地を改善したい。交換するのもいいが上から縫い合わせるタイプのレザー被せても良いかもなあ。
まだまだ車両は待ちなので妄想だけが捗っている今日この頃。

一期一会

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先週のラジオ「安住紳一郎の日曜天国」で、「昔感動した恋愛小説をあらためて読み返してみたら、こんな2人上手くいく筈がないと冷めた感想になった」旨の投稿が面白かった。同じ小説を同一人物が読んでも、過去と現在で受け取り方が変われば別物になってしまう。社会はそれを同一と見なすが、作品との出会いは一期一会だ。

デジタル化が進み、音楽再生装置は常に同一データを寸分違わずの波形で再現出来るようになっても、去年と今年、昨日と今日だって同じ曲は毎回違って聴こえている。聴き手の体調や心は常に異なるからだ。そうであるから楽しめる、とも言える。

なんて事をKIRINJI『crepuscular』を聴きながら思ったりした。

ハレノヒ

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姪の七五三に参加してきた。この前生まれたばかりだと思っていたが早いものだなあ、と書くとおじさんそのものであるがおじさんなのだから仕方がない。光陰矢の如し。
埼玉の深谷にある大きな神社。式に参加できるのは本人と両親のみなので、お姉ちゃんを待つ姪らと待機所で一緒に待つ。お姉ちゃんが晴れ着な訳だけれど、妹らもおめかしして貰って上機嫌。「私今かわいいから写真撮ってね!」この気持ちの良い自己肯定感!!

多くの子供らはどこで折られてしまうのだろう。小学校だろうか。学校だって望んでない筈なのにそうなっていってしまう状況をどうにかしたいものだ。これがどれだけの損失を生み出し続けてきているか。なんだかやるせなくなる。この状況が変わって、世の中変わる時が早く訪れて欲しい。
無事式を終え、昼食会。コロナ渦の状況下、どうにか滞りなく終えることが出来て良かったと思う。いやまあ、ただ参加したおじさんなんだけれども。

 

コインランドリータイム

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真夜中に24hr営業のコインランドリーに来ている。
ここは室内が綺麗で、FreeWiーFiも用意され、おまけにデスクも広くしっかりしたものが用意されていて一つの文句もなく素晴らしい空間なのである。
休日どこかの時間を使って、調べ物をしたりしながら数十分滞在することがルーチン的楽しみになってきている。
壁一面に並んだマシンが作動し、耳障りでない回転音を奏でる空間にいることが気持ち良い。空間の雰囲気もそうなのだが、何かの作業(ここでは洗濯や乾燥作業ですね)が定められたスケジュール通り、順調に完了していく様を五感で感じ取れる、というのが精神的に実にいい具合。ここでは時間が経過すればするだけ、洗濯物がマシンの中で回転しながら空を舞うだけ、作業が着実に捗っているのである。なかなか日常でそんな事ないじゃあないですか。
数十分の間にも様々な人たちが訪れては去っていく。
カップルでマシンにとても入りきらないようなカーペット的何かをどうにかせんとしていたり、とてつもない量の洗濯物を複数同時稼働でどうにかやっつけるおじさん、やたら扉の開け閉めなど動作が逐一ナチュラルに乱暴な青年。皆この空間では結構無防備だという事に気付いた。公共の場所なのだけれど、プライベートな日常家事作業の感覚をもったまま訪れるからなのだろう。ちょっと不思議な空間、そこはコインランドリー。好きな場所なのである。