Cafe de Kurie

主にクルマ関係、オーディオ、ネコチャン

キャンパーアルトピアーノのカスタムについて

長いこと間を空けてしまった。

時間の経つのは早く、あれだけ待ち惚けていたタウンエースキャンパーアルトピアーノは無事ゴールデンウィーク後に納車され、およそ2ヶ月が経った。

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今時あり得ないほど何も装備のないシンプルなDXグレード(手回し窓ハンドル!)をあえて選んだ。ディーラーオプションの電源や冷蔵庫も選択しなかった。コストを抑えながら自分の自由にDIYしていきたかったからだ。

で、今こうなっている。

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電源は鉛ディープサイクルバッテリーを選択。リン酸化鉄リチウムイオンバッテリーも考えたが、ここは信頼性重視で実績の長い方を選んだ。ここで冒険をすべきでないと判断。

昇圧機能付きの走行充電装置と、500W正弦波を出力できるインバーターで基本システムを構築。ディーラーオプションの電源システムと同様、後部ベッドクッション下に収めた。

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色々試行錯誤しているうちに、キャンピングカー=キャンプするクルマというよりも、移動する趣味部屋、オーディオルーム・リスニングバー的な空間という方向性が見えてきたので、スピーカーやアンプはカーオーディオのものではなく、ピュアオーディオものを入れた。折角自分でやるならその方が面白い。

B&WのブックシェルフスピーカーDM601 S2とエレキットの前段真空管を用いたハイブリッドデジタルアンプTU-H82の組み合わせ。デジタルアンプなのでこの大きさの2wayブックシェルフを悠々と鳴らすことが出来、消費電力も小さい。前段に真空管を入れているので音が適度に丸く、倍音成分の恩恵も受けている。

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そしてさらに良いことに、このアンプの入力電源は12V入力なのである。インバーターを付けなくても直接バッテリーから入力してやれば良い。電源ロスが極めて小さく済むのだ。

車両空間という空気容積の小さい部屋に対して大きめのスピーカーを設置しているので、結構量感ある感じで鳴ってくれる。大袈裟に言うとリスニングバーで巨大スピーカーから聴くあの感じ。部屋の容積とスピーカーサイズの比率が効いてくるのかもしれない。

基本的に電装関係のユニットは、市販のカー用パイプラックを組んで、その上に設置している。低い位置に設置すると何かをこぼしたりした際にショートしたりする危険があるからだ。

また、インバーターに繋ぐ100V電源コード関係が床上を這わないようになるので、足に引っ掛ける危険も少なくなる。

タブレットを固定設置し、USBでこのデジタルアンプと繋いでいる。これでyoutubeも視聴可能。動画を見たり、JAZZミュージックチャンネルを流したり出来る。

ここまでで設置関係は一旦完成。ここから使ってみて徐々に改良していきたい。

アルトピアーノを移動するインドア趣味部屋にカスタム。こういう風にしているアルトピアーノは多分日本でこの1台だけなのではないかなあ、と思っている。まあこれはこれでキャンピングカーでなければ実現しない使い方なのである。