Cafe de Kurie

主にクルマ関係、オーディオ、ネコチャン

薄明

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アナログとデジタルについて考えていた。
KIRINJIのNEWリリース「薄明」が凄く良かったのだ。
凄くアナログ的温もりを感じさせる曲なのに、やっている事はメチャメチャデジタルなのである。
描こうとしているものが何であるか、が本質であって、絵筆は関係ないのだなあ。どれが自分にとって使いやすいかというだけなのだろう。
テクノロジー観点でも昔デジタルは音が硬い、冷たいなんて言われたものだがもうそれは過去のものだ。私の所有しているデジタルアンプのPWM変換サンプリングレートは768kHzだ。CD44.1kHzの16倍程度、ハイレゾ192kHzの4倍だ。
標本化定理からしても2倍以上あるので十分なのだろう。音のアナログ的色味も再現できるようになってきているのであろう、前段に真空管を用いたデジタルアンプも出てくるようになってきた。デジタルとアナログの融合はこれからも進んでいく。
 それにしても堀込さんをはじめ、50歳を越えてもクリエイティブであり続けられている人が増えてきたように感じる。それはただ作品をリリースしているという事だけではなく、新作やパフォーマンスにちゃんと新しさ瑞々しさがあるという事だ。自分の代で言えばエレカシ宮本さん、スピッツ草野さん、上の代なら矢沢さんや玉置さんなどなど。
活躍し続けている彼らに共通しているようなのは、不摂生をせず規則的な生活をし、体も鍛え、ストイックに音楽と向き会い続けている事。つまり健康であり続けた事だ。大体皆さんジムに通って鍛えているし、宮本さんはタバコをやめた。
勿論才能は前提条件なのだろうけれど。
こうしてパフォーマンスを発揮し続けている上の年代の方々の存在は、歳を重ねる事に対して大いに勇気づけてくれるものだ。才能はなくとも健康は真似られる…かな。