マイニングはじめました。
ビットコインのマイニングを始めてみた。
BOINCによるデータ解析ボランティアやPC作業を実施している間の電気代を賄えたら良いなあ、という生活都合の話と、実際にやってみることでよく知らない仮想通貨ビットコインのことを学びたいという好奇心。後者のほうが動機としては大きい。
まだ詳しくは理解していないのだけれど、従来の通貨システムは必ず中央銀行が管理運用するものだったのに対し、仮想通貨は中央銀行が存在せず、ネットワーク上の数多のコンピューターによる分散解析により常に正しさを確認しながら管理を行う。
その分散解析に貢献したコンピュータ所有者に対し、対価がビットコインで支払われる仕組み。その度にビットコインは新規発行されていく。その発行総量や期間は決められており、マイニングというのはその期間で終了される予定だ。
自分のPCに使用しているグラフィックボードはRADEON RX6600xt。ミドルクラスであり、解析能力はそれなりだが消費電力が少なく効率が良い。マイニング目的で品薄になったこともあったそうだ。AMD RADEON Softwareで電力を絞りながらセッティングしてやるとまあ収益が電気代の2倍を少し割るくらい、といったところ。別に収入に期待しているわけではないから赤字にならなければOKです。
面白い潮流だと感じているのは、これまでグラフィックボードは多少消費電力がかかろうとも解析能力高ければ良かったものが、今後はマイニング需要の流れから解析能力と電気使用量の比率が高効率であることが求められるようになりそうだということ。
昔自動車であった、ハイパワーから燃費への流れと同じだなあと。
マイニングの方法についてはネット検索すればすぐに出てくるし、サイト訪れるともうソフト含めて日本語対応しているのでそろそろ収益目的の人にとっては終焉かな、と思う。電気代とトントンかそれ以下に収束していくのだろうなあ。
通貨社会の変化に対して、当事者の端くれであるというのは面白いし、やってないより関心持てるからプラスかな、と思っている。