Cafe de Kurie

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タウンエースアルトピアーノの走行レビュー

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納車約2ヶ月のタウンエースレビュー。
タウンエースは実は2020年9月にマイナーチェンジし、安全装備やエンジンが大きく変わっている。
この新エンジン版のタウンエスアルトピアーノが用意されるまで待っていたのだ。なのでレビューは新エンジンでの話しになる。
エンジンは2NR-VE型1.5L,97ps/13.7kgm。常用域の力感がちゃんとあり、乗りやすい。ギア比のチューニングもうまく、ちゃんとキックダウンも入れてやり回してやれば、十分な加速をしてくれる。ただ、1800ー2000回転のところにトルクの谷が明確にあるのがちょっと気になる。丁度そこがハイカムに切り替わる境目のようだ。2000回転を過ぎると急に力感が立ち上がり、活発に回り始める。そんなところもちょっと古くさくてかえって好きだったりする。
商用で、高い加重に耐えるタイヤを履いているので乗り心地は乗用車と比べて正直悪い。タイヤの剛性が高いので、ある意味スポーツカーの乗り味に近い。仕事で使用されている車であるので、耐えられない程、という事はない。剛性あるタイヤな分、しっかり感があり、直進性も申し分ない。長時間運転して疲れないという事が念頭にあるチューニングがされており、ステアリングしかり、音振動しかり、特段気に気に障る要素がないようになっている。ステアリングは中立付近の感触がダルだし、騒音レベルだって悪い。しかし、「ここが」がなく、レベルが揃っているから慣れると気に障らない。耐久性やコスト要件の中で上手くやっていると思う。デッドニングやボディダンパーも装着したけれど、それでも今時のコンパクトカーや軽自動車には快適性で負ける。
結局、どういう役割をクルマに求めるかによるのだと思う。移動に快適さを求めるか、生活の楽しみを叶えるための相棒、タフなツールとしての相方を求めるか。後者ならタウンエースもアリです。ハイエースも同様。ハイエースと違うのは、小回りが利き、乗り込みやすいこと。広さはハイエースに軍配。とりあえず僕はエンジン感のあるエンジン回しながらこの乗り物と日々走るのが楽しいです。

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