Cafe de Kurie

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トヨタEV戦略発表

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先日あったトヨタのEV戦略方針説明会が話題になっている。少々驚き&違和感だったのは、「いきなり」とか「方針転換」といった表現で説明しようとしている人の多いこと。「今まで機密で進めていた計画がついに!」という人も見受けられる。
 しかしそれは表現として適切とは言い難い。今回の内容は以前から周到に準備し、用意してきた計画である。演出がかったプレゼンが今回初めてだっただけだ。
EVに関する計画や開発状況はプレスリリースで常に情報発信され続けていた。
このスバルやダイハツ、スズキらと組んでEVに取り組む事を発表したのが4年前。各メーカーと組んで出すEV達の専用プラットフォーム計画e-TNGAの思想とバリエーションが公開されたのは今から2年半前だ。このe-TNGAの設計思想ーフロント、センター、リアのユニットを組み合わせることでコンパクトカーから大型SUVまであらゆるサイズに対応、駆動方式もFFからMR、AWDまで対応する思想を発表している。
これらを用いてスバルやダイハツやスズキ、トヨタ、レクサスからEVを順次用意すると2年半前にアナウンスしているのだ。それを踏まえると今回の発表はその計画が順当に進んだ結果、具体的に車両が可視化されただけであって、晴天の霹靂では全くもってないのである。

豊田通商はもう2030年までのバッテリー素材確保したそうだ。目標数値だけ上方修正してるメーカーがあるとするならば、割とスタートダッシュから差が付くのかもしれない。