Cafe de Kurie

主にクルマ関係、オーディオ、ネコチャン

SONY α7

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Photo: Sony α7 Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

 

α7Ⅳが発表になった。初代無印ユーザーとしては嬉しい事だ。当時斬新なコンセプトで生み出されたモデルがここまで地位を確立し君臨しているのだ。
フルサイズ画像センサーをミラーレスボディに搭載する。フルサイズ一眼を取り回しよく、スナップカメラのように身近な存在にする。
そのためには光学系ユニットからボディ、駆動メカ、電子部品、ソフトウエア全てを刷新した設計が必要になる。しかもまだ誰も成し遂げていないのだ。構成部品を余所のメーカーから持ってきただけでは不可能だ。主要技術を自前で用意する必要がある。
ミノルタを吸収する形でタッグを組んだソニーにはそれが出来た。電子基盤やソフトウエアはソニー、光学系やボディ設計はミノルタが生み出せる。
初代発売当時、関係者からたまたま話を聞いた事があったけれど、この開発にはソニーの中でエース級が寄ってたかって作っていたということ。そうでなければあれは出来ないよね。
初代は起動時間が長かったり、ピント合わせの正確性やスピードも今のレベルと比べたらイマイチ。シャッターの反動も大きい。暗所の耐ノイズ性もフィルムカメラ時代からの延長線上という感じ。現行モデルからしたらプロトタイプっぽさが随所にある。だけれどそれが自分にとって愛着の持てる個性である。ニュートラルとは少し違う、華やかさのある像の色合いも好きだ。
クラシックデジタルカメラというジャンルが有るのかは知らないが、そういうポジションでずっと所有したいと思っている。

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