Cafe de Kurie

主にクルマ関係、オーディオ、ネコチャン

通勤車としてのMIRAI

テレワークを主としているが、週に1度の頻度で自動車通勤をしている。

1時間半かけて電車通勤をしていたが、コロナ禍でのリスクを考慮しMIRAIでの通勤に切り替えたのだ。

片道32km、往復64kmになる。通勤時間は電車の時とあまり変わらない。

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都内の移動にしては長距離の部類だが、MIRAIの移動は疲れないのがいい。

高揚感を伴う刺激的なクルマも悪くないが、きちんと作り込まれた上質感の伴うフィールをじわじわ楽しむのも良いものだと気付かされる。

うまく躾けられたモータートルクの立ち上がりは、静かにゆったりとした余裕を感じさせながら交通の流れに乗る事ができる。

新開発プラットフォームが導入された最新車と比べたらダイレクト感に劣るが、それでも十分に剛性を感じさせ、反力のしっかりしたステアリングは挙動に頼りなさを感じさせる事なく自然なラインをトレースする。

基本の出来がここまで優れているのに、特殊インフラの事情、ハード搭載要件からのずんぐりデザイン&セダンという要素から、中古車は低価格評価。だから買えた、とも言えるのだけれど。

でもエポックメイキング車初代特有の、搭載要件とデザインの両立に苦心した個性的スタイルって愛着湧きません?アーティスト平沢進氏もそこも気に入ってオーナーになったみたいですし。

 

現在の通勤距離であれば、仮に週6で往復したとしても約390km。エンプティランプは点灯するが、週に一度水素を充填すれば賄えるのである。これもまた常用として成り立つ所以である。近くに水素ステーションがあれば、であるが…

2025年にはステーションを320箇所に倍増させるという計画である。宣言通りの実現に期待したい。